近代

概要

「大衆」の概念が現在の意味で用いられるようになったのは昭和初年で、これは在来文化にない伝達テクノロジー(メディア)が飛躍的に拡大したのと期を一にする。映画がトーキー化し、録音が電気化し、ラジオが中・上流家庭より普及し、報道や広告写真が大量に印刷され、安価な文学本(円本)が競われ、雑誌部数が増した。関東大震災から満州事変に区切られたこの過渡期を、幕末から終戦までの歴史的スコープのなかで特徴づけることを本チームは大きな目標としながら、その約百年の各領域の連携を見ていこうとする。